よくあるご質問
鍼灸は保険が効くって本当ですか?
はい、尼崎市の国民健康保険の保険証や後期高齢者医療の保険証をお持ちの方は、申請すれば施設利用証といって回数に制限はありますが1回につき、1,000円の助成があります。
また、神経痛、リウマチ、頚肩腕症候群、頚椎捻挫後遺症、五十肩、腰痛、の疾患に関しては、医師<医院、病院等>の同意書があれば保険適応されます。
詳しくは当院にお問い合わせください。
鍼灸は痛いところがある時に行くのでしょうか?
いいえ、それだけではありません。
WHO(世界保健機関)で鍼灸の有効性を認めた病気には、別項に揚げているように、頭、目、鼻、耳、肩、首、腕、腰、足、内臓、婦人科、心の病、と西洋医学では、各科に分かれて受診しなければいけないのですが、東洋医学では総合的に診ることができるのです。
当院の鍼灸治療は、「肩がこる」といっても、肩だけでなく全身的に気と血が良くめぐるように治療するので、その場所だけを局所的に治療するのではなく、全身的に治療することで他のところも改善されるのです。
WHOによる健康の定義は、「病気ではないとか、弱っていないというだけではなく、肉体的にも、精神的にも、満たされた状態にあること」とされています。
実際、人は痛みには弱いものですが、少し痛みが取れると暗く沈んだ表情でこられた患者さんが、笑顔で帰っていかれます。
体がよくなると心(気持ち)も改善され、心理的な要因が大きい体の変調にも効果があります。
東洋医学の最も優れていることの一つに、「本来自分が持つ免疫システムを最大限引き出す。」ということが挙げられます。西洋医学の治療は、検査に裏づけされた投薬によるものになりますが、鍼灸の治療は、自律神経の調整も視野に入っていて、治療を重ねるうちに心に秘めたことを、打ち明けられることもありカウンセリング的効果が得られます。
西洋医学は病気を診るが、東洋医学は人を診るといえるのではないでしょうか。
鍼灸は癖になるって本当ですか?
癖になるということはありません。
言い換えれば、あなたに合った健康法が見つかったということではないでしょうか。
たとえば、高級な腕時計は、職人の高い技術で組み上げられた歯車とゼンマイで正確に時を刻みます。
しかし、その高い機能を維持するためにはオーバーホール(手入れ)をしなければなりません。
又、マイカーを所有していれば定期的な車検で痛んだパーツがあれば交換して、安全に永く走らせることができます。
しかし、人間は「オギャー」と生まれたときから死ぬまで、部品交換することなく同じパーツを、使い続けるのが原則です。(医学の進歩で交換できるパーツも出てきました。)
だからこそ普段のメンテナンス=治療が必要になります。
鍼、灸治療によって自分の体が持っていた病気を治そうとする力、自然治癒能力を最大限引き出すことができます。
治療に通い出したきっかけは、肩こりや腰痛であった患者さんが定期的に治療するようになり、背中がゾクゾクしたり、くしゃみをしただけで「先生風邪の治療して~」と駆け込んでこられるようになるのです。
飲酒は治療に影響しますか?
治療後1~2時間程あいていれば晩酌程度は結構です。しかし治療後は体調が良くなっているために、普段よりつい飲みすぎ てしまうという声をよく耳にします。「酒は百薬の長」適量であれば健康増進にも一役買いますが、くれぐれも深酒はお控えください。
症状によっては飲酒により憎悪するケースもあります。
当院から指示のあった場合はその指示を守ってください。
また、治療直前の飲酒は、治療にはマイナスの効果となるだけではなく、(酩酊状態では)正しく治療できませんので、治療をお断りすることがあります。ご了承ください。
治療した後はお風呂に入ってもいいですか?
治療後1~2時間程度あいていれば、ご入浴いただいても結構です。
しかし、長時間の入浴や、高温での入浴はお控えください。
症状によっては入浴しないほうがいいケースもあります。
当院から指示のあった場合はその指示を守ってください。
また、治療直前のご入浴も、治療にはマイナスの効果となりますのでお控えください。
お灸は熱くありませんか?跡はつきませんか?
お灸のやり方にもいくつか種類がありますが当院では、皮膚の上に直接お米の半分くらいの大きさに揉んだ艾(もぐさ)を置き、皮膚につく直前に火を消す直接的に熱を感じるやり方や、紙に巻いた艾を台座の上にのせた製品で間接的に熱を感じとるやり方や、棒灸(ぼうきゅう)といって温かさを感じる程度のお灸までを症状によって使い分けます。
また、鍼治療のみをご希望されてもかまいません。
体験していただければ分かるのですが、直接艾を皮膚にのせるやりかたでさえ、正しく反応のあるツボの上で燃えていれば不思議なことに熱さが不快ではなくむしろ心地よく感じるものです。
以前お年寄りの背中や、足に大きな跡を見かけた方もおられるかもしれませんが、それは過去のもの、そのようなイメージは忘れてください。
鍼をして感染することはないのですか?
当院で治療に使用する鍼は、衛生管理された工場で滅菌処理したもの(ディスポーサブル鍼)をお一人お一人、毎回その場で開封して治療し、使用後は、直ちに廃鍼容器へ廃棄処分します。
又鍼を刺入する部位には皮膚のアルコール消毒もしますのでご安心ください。
鍼は痛いですか?
初めての方には一番気がかりなポイントですね。
治療に用いる鍼はあなたの髪の毛程度の太さで、刺入(しにゅう:鍼をツボの位置から皮膚内に入れること)してもほとんど感じないか、あるいは全く気付かないこともあります。
もしアナタが2、3ヶ所鍼をしてどうしても我慢できないということでしたら、中止し、よりソフトな皮膚の表面から刺激するやりかたに変えることもできます。
しかし、当院ではお客様とコミュニケーションをとりながら治療を進めますので、不安感、恐怖感、緊張感は不要です。